「国際ソロプチミスト立川」さまが主催された、チャリティーディナーショーが立川グランドホテルにて開催されました。
「国際ソロプチミスト」とは、女性と女児の生活向上のために活動する１３０の国と 地域にいる女性たちの国際的なボランティア・ネットワークで、Soroptimistの意味は、
Best for Women（女性にとって最良の）ということだそうです。
その国際ソロプチミスト立川さまが、認証３５周年記念として今回のディナーショー を企画されました。
本来ですと貸切り公演なのですが、主催者さまのご厚意により私共、「汀友の会」の 会員も参加させていただくことができました。
１８：００開場後、ディナー開始。
ショーの開始まで、円卓ごとに、お好みの飲み物で乾杯し、皆さん、久しぶりの再会を喜び歓談しあっておりました。
１９：１５、会長さまのご挨拶ののち、ジュンコさんのプロフィールが紹介され、 １９：３０、ショーの開始です。
曲の演奏が始まりますと、全身ピンク系のスパンコールがほどこされ、光の反射によっ ては金色に輝いて見えるタイトなデザインのドレスを身にまとい、髪には花飾りをつけ
てジュンコさんの登場です。 
一曲目はシャンソンの  ろくでなし
狭い舞台を左右に移動されながら観客の皆さんに語り掛けるように歌われます。
私も冒頭から久しぶりのジュンコさんの歌声に引き込まれていきました。
最後は「イエイッ！」の掛け声！（大拍手）。
ジュンコさんの『皆様、こんばんは！』のご挨拶に、会場から「こんばんは！」のお答 えがあり『返事が返ってきたのは初めて』と驚かれていました。
まず、自己紹介から。
『宝塚歌劇団出身の汀夏子と申します。（会場大拍手）
わあ暖かい拍手。 これから永遠と拍手せないかんから、ちょっとおさえといてください（笑）。
「汀（みぎわ）夏子」って読めましたか？この名前下げて５０年以上なんですけど、なんでこの名前にしたのかって……、最初から正しくは呼ばれてませんよ。
皆さん、「なぎさなつこ」、あるいは「ひだりはふゆこ」とか（笑）、ガックリきま した。
この名前でよかったんか、って。宝塚でも「子」がつく名前なんていないです。
「みゆ」とか「まゆ」かと「ゆうと」とか「風斗」とかすごいんですよ、いま。
それだけ古いって？（笑）。
現在雪組トップスターの望海風斗さんのお名前もさりげなく織り交ぜるところなんか 流石です。
そして芸名の由来についてお話されました。
また、着ているドレスのことも話されていました。
『今回は「ソロプチミスト立川」の３５周年ということで、こうゆう区切りのいい年に 呼んでいただきました。
先ほどの紹介で男役で名を馳せたと、言って下さいましたが、
“男役で出ます”と言いましたら、“一枚はドレスを着てください”ということで、今 必死でまとってるんです。
えらいこっちゃ、早よ、このドレス終わりたい』（笑）
さらには、宝塚歌劇団の受験の話題も。
『宝塚も今年で１０４年目。「ベルサイユのばら」以降、大変に入学が厳しい。
今年は２６倍くらい。私たちの頃は、４倍くらいしかなかったから、そりゃ、入れた わね（笑）。
今やったら無理やった、と思うんですけど、入学した人は５０人くらいでした。
今年は４５人。９２１人受けて４５人しか入っていない。
八百何十人、どうしてはる？ほんとに、めちゃ厳しいなと思いました。 私たちの時代はよかった』（笑）
そして、会場である立川の話題。
『今日は立川ですね。「昭和記念公園」、行ってるんですよ。
それもね懐かしい同期生 と。同期生だからすごい年寄りですわ（笑）。
私といっしょで、、、すみません、年 とりましたよ。何年前に初舞台、とは言いませんよ、絶対言いたくない。
皆さん勝手に思ってはるし、知ってはる人もいてはる、嫌や（ご自身もお笑いになって 会場も爆笑）。
昭和記念公園で同期生が５人で、めちゃくちゃオバタリアンですわ。
季節外れに行きましたけど、風がすごかったの。
でもあまりに広くて、素晴らしい公園があるんですね。
立川には大坂なおみさん来はって、全米（オープン）でセリーナ・ウイリアムズさんを 破って優勝なさって、そのあとのすぐの試合が立川。 どんなもんや（笑）。
会場のある「立川」のこともしっかりリサーチされておられて、ご来場のお客様への サービスが行き届いており、やっぱりすごいですね、ジュンコさんは。
さらに、お天気や季節の話題に進みました。
そして、宝塚出身の大先輩たちのお話と次の曲の紹介。
『有名な越路吹雪さん。 宝塚ご出身よ。大大大先輩。素晴らしい先輩。
ありがたいですよ。だって宝塚ってね、そのころの兵庫県宝塚ってめちゃくちゃムラ。
狸がでそうな（笑）。
そんなムラに越路さんやら淡島千景さんやら音羽信子さん、八千草薫さん、議員になら れた扇千景さん。
そういう素晴らしい女優さんがムラからご出身。
越路さんと一緒に 作詞をされている岩谷時子さんは、宝塚の出版部にいてはってんだから。
大スターになる越路さんと作詞家になる岩谷時子さんが宝塚から生まれたってすごい ことでしょ。
また、越路さんの芸名がすごい。吹雪くのよ（大爆笑）。
普通、小雪くらいにしておくよ（笑）。初めから大物よね。
その大スターが歌われた シャンソンをもう一曲。 じらさないで
その後もシャンソン歌手の方皆さんお好きだという 時は過ぎゆく と
シャンソン 中のシャンソンでエディット・ピアフさんの名曲 水に流して も歌われました。
自ら「女装」と茶化して話されていたドレス姿で歌われたシャンソンは、４曲とも女性 の側からの心情を作詞された曲でして、ちょっと新鮮な感じが いたしました。
４曲目の終了と同時に衣装替えのため袖に入られて、舞台上 では♪水に流して のメロディだけが静かに流れていました。
その間１分３０秒ほど。
曲が ベルサイユのばら に変わると、ジュンコさんは、黒を 基調にキラキラ光るグレーの模様が印象的なシックなブラウス と白のパンツスタイルで颯爽と登場！
そして、愛あればこそ を熱唱。
「愛～」と歌われると会場から大拍手が！
曲の後のＭＣでは、宝塚歌劇団で再演され続けている「ベルサイユのばら」の話題や 初演当時に演じられたオスカルの話、
宝塚で演じてこられてきた沖田総司やスカー レットの話、
またベルサイユ宮殿の「戦いの間」で開催されたディナーショーのお話 など、お客様の笑いを誘いながら軽快に語られていました。
その中で、フランス語講座なるものをご披露されました。
『初めてお会いする人にはフランス語の講座をいたします。
覚えて帰ってください。宴会にはちょっとだけ役に立つ。 まず「海に泳ぐタコ」。
タコをフランス語で「アシアポン」（笑）。
早いねのみ込み が、立川の人は。
そうするとイカは？「アシデュポン」。（足十本）（笑）。
という、汀風フランス語講座に皆さん大爆笑でした。
『さて次は懐かしいアメリカの曲です。
レイ・チャールズ さんの曲で愛さずにはいられない ご存知ですか？（大拍手）
もう一曲そっくりなのがあって好きにならずにいられない 知ってます？（大拍手）
プレスリーさんの（アルバム）「ブルー・ハワイ」の（曲）。 プレスリーさん、大好きなの』
そして、I can't stop loving you（愛さずにはいられない） を英語の歌詞で熱唱されました。
『大丈夫ですか、皆さん、拍手に疲れていませんか？
今日は本当に大勢の皆様に、お運 びいただいてホントに嬉しくて幸せです。
大事な貴重な時間を、月曜日の普通の日に（笑）、いらしてくださって本当に嬉しく 思っております。
それでは皆様、おそばにちょっと寄らせてください』
客席を回っての曲は 夢の中に君がいる
「イエイ！」「フーウ！」と掛け声をかけて舞台を降りてこられました。
曲の途中でも「ヘイ！」など自ら合いの手を入れられていました。
ジュンコさんの♪夢の中に君がいる。この男性バージョンの歌詞、大好きです。
皆さんが手拍子をされる中、おひとりおひとり語りかけるように、優しく眼を見て歌っ て下さいました。
私たち友の会の円卓を通って、会場の半分ほど回ったところで曲が 終了してしまいました。
『皆様のところに回るつもりでおりました。あまりにも大勢でいらっしゃる（爆笑）。
こんなにも回り切れないことはありません』
そうおっしゃって、お客様に『どちらから？』とマイクを向けながら、客席を進んで 行かれました。
『それでは、ここでガラッと変わりましてね日本のポップスや懐かしい曲歌いますよ。
星は何でも知っている （拍手）（手拍子）
『平尾昌晃さんのこの曲も好きで。でも平尾さんも古いね。
だってね「かわいいあの子が夢を見るときに木彫りの人形握って眠る」って。
だれが 今どき木彫りの人形握って眠る？木彫り言うたら熊しか知らん（爆笑）。
ほんまビック リした、歌いながら。どんな木彫りやろう。ありえないよね。
今はスマホ握って眠るん ちゃう』と大爆笑を誘います。
又間奏中のセリフを､東北弁と関西弁と標準語の３つのバージョンでご披露され、客席を完全に笑いの渦の中に巻き込んでしまってました。
最後の曲は、レコード大賞を初めてとられた曲、水原弘さんの 黒い花びら
曲の冒頭、二番の歌い始めに、拍手が沸き起こりました。
『いい曲でしょう？』と問いかけをされていましたが、曲だけではなくジュンコさんの味のある歌いっぷりが何とも言えず歌にマッチしていてそれが素敵なんですよね。
あの拍手は、そういう拍手だったのではないかと思います。
そろそろお別れ、だとおっしゃると「えー」というお声があちこちから上がりました。
そして、バンドの皆さんの紹介です。
ドラム：岩根圭佑さん、ベース：土居良平さん、ピアノ：奥田祐さん。
最後の曲は ケ・サラ
明るい希望と幸せな気持ちも分けていただいたように思います。
ジュンコさんが袖に下がってからは、拍手が手拍子に変わり「アンコール」のかけ声も 同時に沸き起こりました。 
するとジュンコさんが、真っ白なファーのローブを身にまとって再登場。
会場から「うわぁ～」の声！！
そして、アンコール曲 ホワイトクリスマス を英語で熱唱。
『来年は２０１９年、皆様、来年も健やかに、お元気でお過ごし下さいますように。
本日は本当に本当にありがとうございました。幸せでした』（大拍手）
そして『良いお年を！』のご挨拶とともに袖へ下がられました。（大大大拍手）
閉会後、３０分のちに、ジュンコさんが『お待たせしました』とロビーにお見えになら れました。
『楽しんだ？久しぶりだったから』とおっしゃるジュンコさんに、
私たちも 「堪能しました」「素敵でした」「楽しかったです」など幸せや喜びを口に出します。
ジュンコさんは、全員と握手をしてくださいました。
そして『みんなにエネルギー渡したからね』と仰って、お別れは、合言葉のように 「ヤマハ！」となり、私たちも「はい！！」ってお返事して、 ジュンコさんはエレベーターに乗ってホテルのお部屋に戻られ
ました。
５年ぶりのディナーショー。
東京、大阪、姫路、広島など各地から駆け付け、翌日仕事のために夜行バスにて帰られる方もおらました。
ジュンコさん、ますますパワーアップされていて、沢山エネルギーを私たちに灌いで下さり、感謝しかありません。
夢のような時間、素敵な一夜でした。本当にありがとうござい ました。幸せでした！！！ 
|
